マスツーリングの魅力

仲間との一体感が最高!マスツーリング

バイクツーリングは主に、一人で走るソロツーリングと、複数の人と出かけるマスツーリングに分かれます。
一人で気ままにバイクを走らせるのも楽しいですが、みんなで同じ体験を共有できるマスツーリングの楽しさも格別です。
マスツーリングでは気心の知れたバイク仲間と出かける気を使わないものもありますし、ツーリングイベントやバイクミーティングなどで、それほど親しくない人や初対面の人と一緒に走るツーリングもあります。

いずれのツーリングにしても、走行中に眺める風景の美しさ、休憩所での団らん、ご当地グルメなどおいしい食事といったツーリングでの体験を共有できるので、みんなと一体感が得られ、より親密な関係を築きやすくなります。
「あのときに出かけたツーリングは楽しかったね」と、何年たっても思い出話に花を咲かせることができ、貴重な思い出となることでしょう。

マスツーリングはビギナー、ベテラン共に楽しめますが、特にビギナーの場合、ベテランライダーといっしょに走ることで、さまざまな知識を得ることができますし、走行中にサポートしてもらえるので安心して走れるというメリットがあります。

大勢で走るときは千鳥走行が基本

大勢で走るマスツーリングでは、バイクを一列に並んで走らせると先頭と最後尾の距離が非常に長くなり、列の途中で赤信号に変わると前の集団とはぐれやすくなります。
そこでバイクの台数が多い場合は、千鳥走行と呼ばれる走り方をするのが一般的です。
千鳥走行とは、バイクを二列縦隊にして、左右の列がバイクの車間の半分の位置にずれて走ることをいいます。

列が分断されにくいというメリットの他、仲間のバイクが目視しやすいので、先頭集団のバイクがウインカーを点滅させたときに見逃しくいですし、事故が発生した時にすぐに対応できるのもメリットです。

インカムがあれば仲間とのコミュニケーションに便利

マスツーリングでは車線変更やドライブイン、道の駅など休憩所への移動など、何らかのアクションを起こすときには、みんなで合図を行って走る方が安心かつ安全です。
これまで、ライダー同士で会話によるコミュニケーションは難しかったのですが、最近では無線で会話できるインカムを利用する人が増えています。
ツーリングメンバーがインカムを付けて、それを通じて会話することで意思疎通を図ることができます。

体調が悪かったり疲れたりしているライダーがいないか、後続車が来ていないか、前方で事故が発生している模様など、さまざまな情報をメンバーで共有することで安全に走ることができます。
また、景色の感動を伝え合うなど楽しくおしゃべりしながら走れるので、今まで以上に盛り上がること必須です。