ZRX1100/1200

スポーティな走りが魅力のZRX

GPZ-R系の水冷エンジン、捌きが楽にできるコンパクトなボディ、この扱いやすいマシンは実にスポーティな走りをしてくれるマシンです。
スポーツネイキッドとして非常に人気の高いバイク、ZRX1100は1997年に登場しすでに12年という長き年月の間、ライダーたちを楽しませてきました。

排気量を1200に拡大し、さらに燃料供給をFIとして日本の排出ガス規制に適合するDAEGとなり、ZRX1100/1200は今後に更なる楽しみのあるマシンとして注目されています。

日米欧で展開されている1100と1200、日本専用仕様として作られた1200DAEG、これらを比較すると、最も大きな違いはキャブレター、さらにFIを採用した燃料供給にあります。
では実際にどのような走りのバイクとなっているのか、その違いを理解しましょう。

ザッパー好みのマシンが1200R

ZRX1100は97年に登場しその後、ZRX1200DAEG(ダエグ)と発展しました。
そしてZRX1200AEGとなりエンジンフィーリングや路面追従性が向上、このことで従来型よりもずっと高水準のマシンとなりましたし、プラススポーツ性もさらに向上しました。

そのため、1200Rにのれば残念な走りになると思う方が多いと思われますが、それはまったく違い、面白いバイクと表現されるライダーが多いのです。

評価が高いZRX1200AEGの快適性やスポーティな走りを知っているから、1200Rはそれほど気持ちよく走ることができないだろうというライダーたちの予想を覆し、実際にのってみると、非常に楽しく「面白い」走りを楽しめるというのです。

燃料供給の比較をしてみると噴射式となるダエグとキャブレター式の1200Rの方がより車体上部で軽さを感じるといいます。
バイクのまたがって傾いたバイクを起こす、低速で取り回しを確認してみると快適さがよくわかります。

ダエグはマシン性能が上がった、でも足つきについて悪くなっているという点があるので、1200Rの方がより足つきも安定性もよく感じるのです。
何度リングについても、寝かし込み始めるとフロントがきちんと働き曲がってくれ、接地感をライダーに伝えてくれるのです。

実に気持ちよく曲がってくれるという印象が1200Rには強く感じるといいます。
乗っていて自分がマシンの取り回しが非常にうまくなったように感じる、バイクに乗っていて、おもしろいと感じるという事がよく理解できます。

エンジンはがさつ、でも好印象の快適エンジン

ダエグと比較するとエンジンが少々荒削りという感じに思える方も多いです。
しかしトルクフルでダエグと比較するとしっかりトルクを取り出せる感覚が強く、好印象のエンジンとしてライダーに強く印象付けます。

エンジンの回頭性が高い、という事でリヤの設置、安定性などに少々不安を感じるという点がありますが、それでも非常に質の高いバイクという事には違いありません。