バンバン200

スズキのバイク

バンバンはスズキから発売されているストリートバイクであり、名前からしてとてもインパクトのあるバイクです。
バンバンというのは、不整地でもどこでもバンバン走ることが出来るという意味から命名されています。

最初は1971年にバンバン90が発売され、1972年は原付のバンバン50が発売、1973年になるとバンバン75が発売されます。
そして長らく新モデルが出なかったのですが、2002年になるとバンバンシリーズをモチーフとしてバンバン200が発売されます。

往年のバンバンシリーズを彷彿させる極太マフラーにフィットなタイヤなどが採用され、ヤマハTWのライバルとしての位置づけになっています。
特別仕様車のZシリーズや欧州向けバンバン125もあり、2007年には排ガス規制によってオイルクーラーを取付けて規制をクリアしています。
バンバンは年齢によって思い浮かべる車種が違い、最近の人ならバンバンというと200ですが、昔の人は90や50を思い浮かべる人も多いです。

街乗り用バイク

バンバン200は、車体重量128kg・排気量は199ccとなっており、ツーリングを楽しむような乗り方をするのに適しているバイクです。
シートの高さは770mmと低いので、背の低い方でも足を付いてのることができ、扱いやすいバイクです。

エンジンは16psと中型車としては決して非力なエンジンではありません。
しかしタイヤはリアタイヤが180mmという極太タイヤなので、軽快に走るというわけにはいきません。
しかしゴツゴツしたタイヤの感触は乗ると感じるものの、極太タイヤを使う割には素直に走ってくれます。
低速でも粘り強くトルクを出すエンジンなので、Uターンもしやすいです。

ただし欠点としては最高時速が100km.hを越えるぐらいなので、高速道路で走るには少々辛いかと思われます。
80km/h以上を出すと振動が大きくなるので、遠くまでのツーリングは少し大変かもしれません。
オフロード向けのバイクではありませんが、砂利道など多少荒れた道なら問題なく走ります。

通勤や通学用バイク

販売価格は35万円前後と安いので、手頃で求めやすいバイクです。
通勤や通学で利用したり、週末に近くの山や海に行くような方にはぴったりのバイクです。
少しの不整地でも走ることが出来ますので、川沿いや林の中も問題なく走れます。
週末にどこかに出かけるときに利用しても良いかと思われます。

遠出をするのには向いていないバイクですが、それ以外の用途として使うには最適であり、新車でも価格が安いので手頃です。
中古車だと探せば10万円以下で売られているような場合もあり、最初のバイクとしても良いかもしれません。