大柄ボディが特徴なホンダシャドウ

大柄ボディが印象的なホンダシャドウ

アメリカンクルーザーとして誕生したホンダのシャドウ400は1997年に発売されたアメリカンクルーザーです。
NV750カスタムがモデルチェンジして作られたシャドウ750が1986年に登場し、さらに94年にはシャドウアメリカンクラシック1100に続き作られたのがホンダシャドウで、アメリカンクラシックのイメージを継ぐバイクがホンダシャドウとなります。

エンジンは398㏄水冷V型2気筒OHCバルブエンジンですが、これはスティード400系から譲り受けたものです。
このシャドウ400が出てくる前には多数のアメリカンクルーザーが登場しバリエーションも豊かになっていました。
シャドウ400はその中でもアメリカンクルーザーのクラシカルなイメージを持っていたことで、その流れに沿ったものです。

変更としては2001年に新しい形状のシートが採用されシート高が低めになりました。
また2004年になるとステップボードが採用され、チェンジペダルもシーソー型に変更されましたが、そのほかに関しては大きなモデルチェンジは行われず、2008年に登場したスペシャルエディションで一新しています。
2000年に誕生したシャドウスラッシャーもこのシリーズのラインナップとしてシャドウカスタム400に生まれ変わりました。

走りはどうなのか

教習所では安定性を高めるために低い重心のバイクが多いのですが、ホンダシャドウも重心が低く乗り心地のいいバイクです。
アメリカンクルーザーとして作られている割にはエンジン音も静かな方で、住宅地でも安心して乗れるという声も高いバイクとなっています。

大きくて結構取り回しがしにくく感じますが、かなり大きなバイクに見えて取り回しが悪いというイメージはありません。
アメリカンクルーザーらしくゆったりのんびり走行できるマシンなのでツーリングにも向いていますが、通勤通学にも利用できる便利なマシンともいえます。

エンジン音は大きくありませんが、Vツインのサウンドと鼓動はそのままで、ライディングポジションが楽なのでロングツーリングでも疲れ知らずです。
車両が大きいので走行していると息の安定感も高く、初心者にとっては取り回しにくさを感じると思いますが、乗りなれてしまうとそれほど感じないという点も魅力の一つでしょう。

ホンダシャドウ スペシャルエディションのスペックを見てみよう

エンジンは、排気量は398㏄です。
全長2450㎜・全幅925㎜・全高1085㎜、シート高は675㎜なので脚付きのいい低重心タイプになります。
車両重量は248㎏、エンジンは水冷4ストロークV型2気筒エンジンです。

最高出力が24kw・33ps、最高出力回転数は7500rpm、最大トルク回転数は6000rpmとなります。
燃料タンクは14リッター、エンジン始動方式はセルフスターター式、変速機形式はリターン式・5段変速です。
フロントブレーキは油圧式ディスク・リアブレーキは機械式リーディングトレーリング、フロントタイヤは120/90-17・リアタイヤは170/80-15となります。

どっしりとした乗りやすいバイクでシート高が低めで日本人が乗りやすいバイクです。
見た目に渋さがありアメリカンバイクという印象が強くかっこいいマシンといえます。