ドラッグスター400

日本製のアメリカンバイクと言えば、ヤマハのドラッグスターを思い浮かべる人も多いでしょう。
ドラッグスターには、250と400と1100というモデルがありますが、最も流通しているのがドラッグスター400です。
一時期は排ガス規制で生産中止となりますが、その後排ガス規制をクリアし再販されます。

アメリカンバイクだからといってアメリカなどで走るために作られたバイクではなく、アメリカと日本では道路事情も違い、信号の多い日本ではショック式のスイングアームを採用し、前後のサスペンションで起伏多い日本の道を走るのに適したセッティングとなっています。

車体が大きいので重く感じますが、重心が低いので乗りやすいです。
エンジンはゆったりと回転していき、高いギアを使用して低い回転数で長距離走るのに適したバイクです。
低い回転数で走るので、長距離のツーリングでも振動もなく揺れにくく、快適な旅を楽しめます。

ドラッグスター250

ドラッグスター250は400と比べると、兄妹モデルとは思えないほど性格が違います。
軽量で女性に人気の250は、背の低い人でも乗ってみると両足が地面に着きますので、とても扱いやすいバイクです。
エンジンをかけるとアナログなキャブレターを使用しているの、燃料ポンプの音がしないのがまず特徴です。
ほとんどのバイクでは、コンピューター制御のインジェクションで排気ガスを制御して、排ガス規制をクリアしましたが、250はマフラーなどの形状で排ガスをクリアしたのも面白いです。

キャブレターを使用すると、アクセルを回せば回すほどガソリンも噴射されますので、レスポンスが良く高回転になりやすいというメリットがあります。
アクセルに応じてエンジンが回転していく様子が体感できるでしょう。
そのために加速が良く、気持ちよくスピードを出して走れます。

もう一つの特徴がハンドリングがスムーズに行えると言うことです。
大型車になるとハンドルさばきが難しくなりますが、それを感じさせず車線変更などもスムーズに行えます。
見た目もオシャレであり女性向きのモデルと言われている250ですが、加速も良いので男性にも好まれるモデルでしょう。

さてドラッグスターの400と250を紹介しましたが、その他にもモデルとして1100という排気量1100ccの大型バイクがあります。
こちらはドラッグスターの中でも最大の排気量を持つバイクであり、加速性のは間違いなくドラッグスターの中で一番であり、アクセルを回した瞬間から一気に加速します。
残念ながら排ガス規制により生産中止となってしまい、現在1100を入手するなら中古車として探すしかないです。