ホンダCB72

ヤマハの人気バイク

さて、ヤマハのYDS‐1と同時期に活躍した二輪車と言えばCB72です。

世界でも最高峰と言われるマンTTレースをご存知でしょうか。
イギリス王室が持つ「マン島」と言う場所で、十数日に渡って行われるこのレースに、
日本のバイクとして初めて参戦したのがCB72です。

時は1959年、ホンダの挑戦はこのバイクから始まったと言ってもいいかもしれません。
このCB72の登場は、世界に大きな衝撃を与えました。1959年に初めてマンTTレースに参戦した
CB72は、次の年には世界のレースでトップ争いをするほどの成長を見せ、
多くの二輪車ファンの関心を引いています。

このCB72が登場したことで、日本のバイクが世界に認められる様になり、
また注目を集める様になったと言えるのではないでしょうか。

このCB72と双璧と言われるほど有名になったのが、ヤマハのYDS-1の存在です。
「ホンダか、ヤマハか」と言われるほど注目されたこの二台のバイクは、
日本の二輪業界に大きな功績を残すこととなり、現在でも熱い支持を受けているそう。

CB72が4サイクルであり、YDS-1が2サイクルであることも、ファンたちの関心を集める要因となった様です。
当時は「カミナリ族」と呼ばれる「高速道路で速さや腕を競うバイクファン」も現れ、
多くの人がこぞってホンダ・ヤマハのバイクに夢中になりました。

この様に、多くの伝説を生んだCB72は現在でも高い人気があり、
イベント会場で当時のモデルを見ることもできるのだとか。

価格は?

また、バイクの中古ショップ行っているショップでは未だにCB72が販売されており、
60万円~100万円ほどで取引がされている様です。バイク買取を利用して、上手にバイクを売る人もいますので、
この様なショップを通して市場にCB72が出れば、ショップで出会うことも夢ではなさそうです。

現在は家にいながら査定を受けることができる買取ショップが増えていますので、
手持ちのバイクをここで売って別のバイクを購入する・・・と言う人も増えているそう。
自分で足を運ぶ手間がないこともあり、以前よりバイク買取のショップは身近なものになりつつあります。
この事から、CB72の様なバイクが市場に出る可能性も高くなっている様に思います。

「道路や街中でCB72を見た」と言う人も多く、
このバイクがどれだけ人を惹きつけているかが解ります。

伝説を作ったCB72・・・当時バイクを購入することができなかった若者や、
購入しても訳あって手放してしまったと言う人が、懐かしさと憧れで購入するのかもしれません。
時を越えて愛される名車というのはそんなに出会うことができるものではありませんが、
CB72はまさに「そういう車である」と言えるでしょう。

CB72は、色々な意味でライダーの願いを盛り込んだ作品。
この時の魂は今もホンダに引き継がれ、ホンダは世界で活躍する名車を何台も送り込んでいます。
このバイクが発売された当時の思いを忘れず、現在も引き続き名車を生み出していこう・・・
と言う覚悟が感じられますね。

今もバイク界を大きく引っ張り続けるホンダ。
その歴史を感じたい!当時の熱気をよみがえらせたい!と言う人に、ぜひとも乗ってぼしいバイクです。

参考サイト
ホンダCB72物語
バイクの中古買取専門