1978年に誕生した
ヤマハSR400/500は1978年に作られました。
各メーカーがスピードを争っていた時代です。
初期型は19インチのフロントホイールでした。
そして、穴無しのディスクブレーキが使われていたのです。
さらに、強制開閉式になっているVMが組み込まれたキャプレターがあり、ちょっとスリムぎみのティアドロップタンクが使われています。
そして、チューブレスタイプのキャストホイールに、変わったのが1979年でした。
しかし、1983年にはキャスト仕様とスポーク仕様の両方が、発売になりました。
スポークホイールが良いという人の要望のためです。
クラシックなフォルムになり500ccの生産終了があった
1985年の前はスポーティーなバイクでしたが、それ以降はクラシックなフォルムのバイクになりました。
定番のドラムブレーキが使われるようになり、バックステップに変わったのです。
1988年にはCVキャブに変わりました。
そして、ついに1999年には500ccの生産終了となったのです。
ディスクブレーキに戻るも生産終了
いったんは最初のディスクブレーキに戻ったのです。
しかし、右キャリパで穴あきディスクでした。
さらに、排ガス規制でエアインダクションをつけることになり、始動電力も変わってバッテリー点火式になりました。
SRで初めてのブラックエンジンが、搭載されたのが2002年です。
その翌年の2003年は、盗難抑止装置を搭載したモデルに変わりました。
ヤマハ50周年の2005年に登場したのはシルバーフレームでした。
そして、2008年にはアニバーサリースペシャルエディションが発売されたのです。
しかし、これで生産終了となりました。
2009年から環境問題を背景に復活した
2010年になると、環境問題が厳しいものになり規制も増えました。
ヤマハSR400/500は、昔からのスタイルで復活しました。
けれども、フューエルインジェクション化になったキャブレターなどの細かな変化はあったのです。
新しくなったのは、その他に電装系やパーツになります。
そして、メーターパネルもエンブレムも、異なるデザインに変わったのです。
2013年に生まれたのは、35周年記念モデルでした。
ファンにとっては、待望のものです。
不朽のロングセラーで個性あるフォルムが特徴でエンジンサウンドが魅力
このように、時代の流れに乗って、様々な変化を遂げたSRです。
しかし、特徴である個性のあるフォルムや心地よさなど、良いものはそのまま残されています。
エンジンの独特なサウンドも魅力的です。
今後も、そんなにカタチを変えることなく、生産されていくでしょう。
スペックはエンジン型式が空冷4ストロークでSOHC2バルブです。
車両重量は174kgになります。
燃料タンクの容量が12Lで総排気量は399ccです。