NSR250R SE

NSR250R SEは軽くて小型なのが特徴

ホンダNSR250R SEは1993年に発売された、軽くて小型な2サイクル・スーパースポーツバイクです。
バイクブームに乗って作られたバイクで、多くのライダーを夢中にさせ、今もなお人気があります。

全長は1970mmで全幅650mm、全高は1045mmでバイクとしては小さめです。
乾燥の車両重量は138kg、装備を付けた場合は157kgなので、他のバイクに比べてかなり軽いでしょう。

タンクには白いホンダウイングマークが描かれ、赤いタンクに白が映えておしゃれです。
NSRのロゴは青で可愛らしく書かれています。

女性でも乗りやすい足つき

レプリカバイクですが、足つきはなかなか良いものです。
シートの高さは低めで770mmになり、車両の軽さもあるので女性でも乗りやすいでしょう。
160cmくらいの女性でも、地面に足がつくので安全に乗れます。
車両の重量も軽いため、押して歩くのもそんなに大変ではないです。

テールライトがかっこいい

バイクの後ろに2つついているテールライトが点滅時に赤く光る姿は、なかなかかっこいいです。
ヘッドライトのデザインがシンプルな感じなので、余計に目立つのかもしれません。
後ろから見ると、よく目立つので安全に運転できます。
ライトの上には赤い字でHONDAという文字があり、テールライトが点灯すると光輝く感じです。

メモリーカードが当時としては進歩的

メインのスイッチに市販のバイクとしては当時、世界でもまだめずらしかった電子機能のあるPGMメモリーカードが使われました。
シンプルなメーターがあり、その裏にPGMメモリーカードになっている、カードキーを差し込むようになっています。
長方形の角から鍵を外すという、ちょっと珍しいつくりです。
カード内は電池なしでも電気が通るシステムになっていて、水やほこりの他に振動や静電気にも強いしくみになっています。

セパレートハンドルの他、あらゆる面の工夫と座り心地の良いシート

ハンドルはセパレートハンドルで、トップブリッジの下にあります。
セルスイッチがないのは、足でけってエンジンをかけるからです。
一番最後のモデルのヘッドライトは、つけたり消したりするのに使うONとOFFが書かれたスイッチもありませんでした。

SEの個性的な足回りやチャンバーもご紹介します。
カートリッジフォークが伸側減衰調整式で、リアサスペンションにはサブタンクがついているので便利ですが、このような場所についているのはなかなか個性的です。

左右が二本出しのチャンバーは、四本出しに見えるようにカスタムする人もいます。
そのやり方はテールライトに、チャンバーらしく見えるようなカバーをかぶせるのです。

シートの見かけは硬そうですが、座ってみると、そんなに硬くなくお尻にフィットします。
そして、シートの後ろにあるテールカウルの下は、モノを入れられるようになっていて便利です。