バイクの駐車違反について

取り締まりの強化

2006年6月に道路交通法が改正されて、駐車違反の取り締まりは民間にも委託され行われるようになりました。
これによって今まで駐車違反と縁の薄かったバイクも、どんどん駐車違反を取られることになります。
特に駅前などで駐車しているようなバイクは、取り締まりの対象となりやすいので注意が必要です。

民間の取り締まり員がいるような場所は、特に気をつけなければなりません。
例えば駅前だと駅周辺を巡回するように取り締まりをしているので、大丈夫だと思って数分バイクを道端に止めただけでも、巡回で回ってきてすぐに切符を切られることもあります。
昔と違い、今は数分の駐車でも違反切符を切られることもあります。
少しだから大丈夫だろうと思うのは大変危険な考えです。

まず放置車両を確認すると、車両を撮影して、ナンバープレートを記録します。
次に端末で違反場所や時間を記入し、モバルプリンタで出力し、確認標章を印刷して貼り付け、それを貼った車両を撮影すると駐車違反と認定されます。
この間は僅か数分なので、コンビニに飲み物を買いにバイクを道端に止めたような短い時間でも、駐車違反になる場合もあります。

違反した場合

それでは駐車違反するとどうなるでしょうか?
駐車禁止場所で駐車違反した場合は、バイクでは2点の減点となり、犯則金は9,000円です。
思った以上に高い金額なので、大きな出費となることは間違いありません。
反則金は所定の警察署まで言って支払います。
期日がありますので、期日以内に支払いに行くのが普通です。
ただし反則金の支払いは任意となっていますので、支払うかどうかはその人の考え方に委ねられます。

そして駐車違反の点数は2点と少ないですが、これを無違反期間を1年間空けずに3回行うと、累計点数6点となり、免許停止処分となります。
6点で免許停止となると30日間の運転禁止となりますが、運転免許停止処分者講習を受ければこの30日間の処分は取り下げられ、すぐにまたバイクに乗ることが出来ます。
ちなみに違反点数が15点を超えると免許取消となり、1年間バイクに乗れず、取り消し処分者講習を受けて再取得することとなります。

バイクは小回りがきいて、短い距離を走るにも便利な乗り物ですが、車体が小さい分どこでも駐車することが出来ます。
このために少しの用事で数分、駐車禁止区域に止めただけでも、駐車違反にされることもありますので、気をつけるべきでしょう。
しかしながら車用の駐車場は街中にどこででもあるのに対し、バイクの駐車場というのは圧倒的に少なく、駐車できる場所も限られていますので、今後はさらにバイク用の駐車場を増やしていくべきではあります。