なぜバイク人口は減ってしまったのか

どんどん減っているバイクの販売量

バイク好きの間で話題になっているもののひとつに、
「バイクに乗ろうと考える人がどんどん減っている」というものがあります。

これは、インターネット上の掲示板でも議論されていることで、
バイク好きにとっては非常に憂える事態の様です。バイクが好きな人にとって、
バイクに乗る人が減っているという状況はなんとなく寂しいもの。
やはり「何故」ということを議論したくなりますよね。

では、どうしてバイクの販売量は低下してしまっているのでしょうか。

バイクの販売量の低下

実は、1970年代には日本でバイクが200万台に迫ったことがありました。
しかし、2010年には数十万台にまで販売台数が落ち込んでおり、
この事実だけでも「販売台数の落ち込み」が顕著であることがわかります。

では、どうしてバイクの販売台数が低下してしまっているのでしょうか。
ここには、日本社会の変遷も大きく関係しています。

まず、最近は車でお出かけする人が多く「バイクが移動手段にはならない」ということ。
昭和の時代って、バイクに乗って出勤するサラリーマンをたくさん見かけませんでした?
でも、今は「バイクよりも車で出勤する人が増えたので、バイクは移動手段にならないそうです。

バイク好きとしてはなんとも悲しいですが、バイクは雨が降ったときに大変だし、
がんばっても二人までしか乗ることができないし、子供を乗せることも難しいです。
家族がたくさんいる人の場合、やっぱり車のほうが便利ですよね。
このことから、車の方がいいと考える人が多いのです。

最近、中国でも「バイクの販売台数が減っている」というニュースが発表されました。
そのことを考えると、やはり「経済大国となると、販売台数が減ってしまうのはどうしようもない」
ということなのかもしれません。

こうして販売台数が減ると、バイクを作る企業が利益をとれなくなってしまいますので、
どうしても一台あたりの単価を上げざるをえなくなりますよね。
「バイクの値段が上がる→その結果高くて変えない人が増える」という悪循環が起きてしまうわけです。

でも、バイク販売の企業も工夫をしてきています。

それでも、日本製のバイクは海外である程度の売り上げが見込めています。
日本以外のアジアではまだまだバイクが欠かせないところが多いので、
そういったところに対してバイクを販売しているのです。

また、日本国内でも企業が多くの工夫を実施していますので、今後盛り返しも期待できるのではないでしょうか。
バイクの売り上げが今後どんな経緯をたどるかが期待されます。