バイク館の並行輸入車「輸入新車」

現在、半導体の不足等からバイクの供給が十分でない状況です。
最も不足していた時期は過ぎたようですが、それでも各販売店に充分な台数が届くわけではありません。
人気の車種が数か月待ちであることは、まだまだ続いています。

しかし、納車まで何か月も待てるユーザーばかりではありません。
中古車を探す人もいれば、購入を断念する人もいます。
そんななか、2022年に約6000台も販売されたバイクが存在します。
それが、バイク館で展開されている「輸入新車」です。

輸入新車はいわば並行輸入車で、バイク館では特にアジア地域で販売されているが日本国内では導入されていない小排気量のバイクを独自に取り寄せています。
現在、全国に62店舗展開しているバイク館で取り扱っています。

輸入新車の多くは、国内メーカーがアジア向けに開発したモデルです。
アジアでは125ccから155cc、190ccが主流であり、ラインアップが充実しています。
最近、国内でも150/160クラスが見られるようになったのは、それらが正規ルートで導入されるようになったからです。

輸入新車のメリット

日本国内で購入できないモデルが扱われているため、希少性が高いのが一つのメリットです。
また、アジア向けモデルであることから、通常の国産モデルにはないデザインやカラーも魅力的に感じられるでしょう。
乗る人が限られているので、他人とは異なるバイクに乗りたい方にはぴったりです。

また、アジアで販売されているバイクなので価格が手頃なのもメリットです。
110ccで20万円以下のモデルもあり、150/160ccクラスは中心が30万円台〜40万円台、さらに250ccクラスで40万円を下回るモデルも存在します。
新車が容易に手に入らない状況ですから、金額だけを考慮しても魅力的ではないでしょうか。

輸入新車のデメリット

輸入新車は国産バイクではなく、あくまで並行輸入された外国製バイクです。
したがって、国内メーカーでの修理、保証、パーツ在庫等は一切ありません。
輸入新車のデメリットとして、この点だけはよく心得ておきましょう。

また海外からの並行輸入車であるため、新車であっても現地の保管状況やコンテナ輸送中にキズやサビが発生することがあります。
正規ディーラーではないので、事前に十分な説明を聞いて納得した上で購入しましょう。
これも並行輸入車に乗る際に必要な心構えです。

とはいえ、国産ディーラーでは対応できなくても、トラブルが起きた場合には輸入新車を販売しているバイク館で対応してもらえるので安心です。
バイク館の輸入新車はすべて2年間・走行距離無制限の保証が付いています。
パーツもストックされていますし、もちろん修理も可能です。