バイクにとっての安全

バイクの危険性

バイクを日頃から乗っている人にとって気になることのひとつが、
どうやって安全性を維持するかということではないでしょうか。

バイクというのは、自動車に比べると安全性という面で不安が大きい乗り物です。
それは、体が直接外に出ており、もしも転倒した時にはそのまま体が地面に投げ出される、というリスクが
あるからですが、そのようなリスクを考えても、それでもバイクに乗りたい、という人は多いものです。

それは、バイクで風を切って走る心地よさであったり、
自分の運転するバイクでどこまでもすすめるという爽快感であったりするかもしれません。
そしてもちろん、それはバイクのもつ大きな魅力のひとつであるのです。

しかし、バイクにはそのようないいことばかりではないのです。
バイクというのは、先ほど説明したように、運転するにあたってのリスクが大きいもの。
キチンと技術をみにつけたうえでないと、危険が伴うものなのです。

バイクに乗るにあたって、特に危険が大きくなるのは、雨の日や、風の強い日などの悪天候の時。
たとえば雨の日では、路面がすべりやすくなってとても危険です。

バイクのタイヤの中には、オフロード車のように多少滑りやすい環境でも
走ることのできるタイプのものもありますが、そうでない場合は雨の路面を走るようには作られていません。
とくに排水口やマンホールの上などでは、タイヤが横滑りすることも多く、とても危険なのです。

雪や風の強い日も危ない!

また、雪の日はさらに危険が高まるでしょう。
雪の場合、オフロード仕様のバイクやタイヤであってもそのままの状態で走るのはとても危険。

車種によってはスタッドレスタイヤが用意されているものもありますし、
そうでない場合にはバイク用のタイヤチェーンをまくなどの対策が必要になります。
そして、そのような対策をとった場合でも慣れていない時には運転しないほうが賢明といえるでしょう。

また、風の強い日も同様に危険が伴います。
風にあおられての転倒はとっさにコントロールが効かず、大きな事故につながることもあるのです。
だからこそ、つねに安全を意識したうえでバイクに乗るかどうかを選ぶことが、
悪天候の時には必要となるのです。

時には「今日は乗らない」という決断をする勇気も、
安全にバイクを楽しむためにはとても大切なことなのですよ。