バイク保険の等級制度とは

バイク保険の等級制度を理解していますか?

バイク保険でも車の保険でもノンフリート等級という言葉をよく聞きます。
契約しているバイクの事故発生状況によって等級区分で保険料が割り増しされたり割引されるというものです。
バイクで事故を起こして保険を利用すると無事故の時よりも保険料の負担が大きくなります。

等級に対応した割り増し・割引となっていて1年間保険を利用することがなければ次年度に等級が上がり、割引率が高くなるのです。
等級制度は1等級から20等級あり、等級が高くなるほど割引率がまし等級が低くなるほど割り増しが増えます。

バイクに初めて任意保険を掛けるときには6等級からのスタートです。
ほかの保険会社から乗り換えする場合でも等級は引き継ぐことができ、保険会社を変えたからといってまた6等級から始まるということはありません。

バイクで事故を起こし保険を使った場合

バイクで事故を起こしてバイクの任意保険を使った場合には、等級が下がります。
基本的には電柱とぶつかるなどの自損事故でも車とぶつかるなどいろいろな事故に対し、任意保険を利用すれば3等級ダウンです。

事故なし事故ありで保険料の割引率が変わりますが、6等級では無事故でも事故があっても割増引率は同じになります。
また例えば同じ12等級であっても事故を起こした場合には12等級に上がった時よりも12等級に下がった場合のほうが保険料が上がるという仕組みです。

事故あり期間とは何か

事故ありの割増や割引率を適用する期間を事故有係数適用期間といい、この期間を管理するために事故有係数適用期間については、0年から6年設けています。
事故を起こしたバイクの任意保険を利用すると等級が下がりますが、事故有係数に関しては次年度の適用です。

3等級下がる事故では次年度の契約から3年事故有の割増引率の適用期間が継続します。
ノーカウント事故については事故有係数の適用はありません。

ノーカウント事故という尾は補償にかかわる保険金だけ支払われた事故のことです。
ノンフリート等級制度の事故件数として数えることがなく、翌年の等級に影響しません。
例えば人身傷害補償特約や無保険車障害特約、弁護士費用特約などがこれに当たります。

例えば・・バイクで事故を起こして保険を利用した場合

20代の男性が50㏄のバイクの任意保険に入っている場合で、現時点が10等級だった時、無事故なら次年度のバイク保険の保険料は次年度11等級となって17,000円、その翌年度は12等級で16,700円と割引です。
5年間無事故でいれば保険料は15900円になるとします。

現時点10等級の時に事故を起こすと次年度から3等級ダウンなので7等級となり、保険料は21,700円くらいになるのです。
事故有のままで等級だけが上がっていくのでその翌年に8等級になりますが、保険料は21500円、そのまた翌年度も9等級になりますが保険料は21,000を超える計算となります。
事故を起こして保険を使えばバイクの保険料が高くなることをよく理解すべきです。