ヤマハのバイク
国内の有名バイクメーカーといえば、
『ホンダ』、『スズキ』、『カワサキ』、そして『ヤマハ』です。
以前にカワサキ・ホンダは当サイトでもご紹介しましたが、
今回はヤマハにスポットを当ててご紹介していきます。
さて、ヤマハのバイクといえば皆さんどのようなイメージをお持ちでしょうか?
クセがありつつもそのスタンスから熱狂的なファンがいる『カワサキ』
良くも悪くも優等生な『ホンダ』ピーキーで面白い『スズキ』
さてヤマハはと言えば…。
これだけ個性がある大手メーカーたちと比べるとやや地味目な印象を受けることも否めませんが、
ヤマハは最もデザインに力を入れているメーカーというイメージです。
最近では国内市場よりも海外市場に力を入るようですが、名車『VMAX』や
アメリカンのロングセラー『ドラッグスター』など、デザインに定評があり、
愛用しているライダーもかなり多いです。
ヤマハという会社
そんなヤマハは、部門別に数多くのグループ会社を有していることで知られています。
バイク以外にも国内有数の楽器メーカーとしても有名ですよね。
バイク部門である『ヤマハ発動機』は、実は厳密に言うと『ヤマハ』というブランド名を共通とするものの、
全く独立した会社という独特の立場にあります。昭和30年に、ヤマハの前身である日本楽器の二輪製造部門から
独立し設立されました。
ちなみにヤマハとヤマハ発動機のブランドロゴは実は似ているようで違うということをご存知でしょうか。
ヤマハ発動機は、『YAMAHA』アルファベットが左右対称、そしてこの中でも『M』のアルファベットは
地面についています。
ヤマハはこれとは正反対なのです。
このことからも、ヤマハ発動機は一種独立した特別な立ち位置なのだなと感じられるのではないでしょうか。
また、二輪部門以外にも、ボートやヨットなどの船舶、スノーモビルやバギー、農業用のトラクター、
雪国では欠かせない除雪機など他の大手バイクメーカーと比べても、多岐の分野に渡って事業展開を行っています。
また、数年前には本社グループの売り上げを上回り、ヤマハ本社がヤマハ発動機の株式を売却し、
今度は逆に本社の株を取得。
2011年には筆頭株主となっています。
器用貧乏とも揶揄されますが、デザイン性に優れた車体を数多くリリースしています。
特にスクーターには定評があり、レトロでファッショナブルな『ビーノ』は女性人気も非常に高いです。
2008年からはこれまでの国内製造から台湾へと生産の拠点が移されました。
近年では250cc以上の車両の日本国内専用モデルの開発は行われていないのが残念です。
売上の主力がスクーターとはいえ、かつてデザインで魅せたヤマハの二輪車は今尚多くの人たちを
惹きつけることは事実。再び名車が生まれることを、ファンは待ち望んでいます。