2014年に復活したイタリアブランドSWM

スピーデーな走りを追求するSWM

SWMは、1971年に誕生したイタリア・ミラノを拠点とするバイクブランドです。
「Speedy Working Motors」の各単語の頭文字を取って名付けられました。
その名の通り、レースで勝利を獲得するスピーディなバイクの開発を目指し、エンデューロをはじめモトクロスやトライアルなどさまざまなレースで名を馳せました。

高品質なエンジンに加え、都会的なデザインの美しさでも人々を魅了しているブランドです。
しかし、さまざまな事情によって製造中止を余儀なくされます。
その後2015年に、新たな経営者によって、SWM Motorcyclesが復活しました。

ハスクバーナなど、イタリアンバイク事業の覇者であるAmpelio Macchi氏と、中国のシナリーグループで活躍するDaxing Gong氏がタッグを組み、SWM Motorcyclesの経営に乗り出します。
現在ではシナリーグループ傘下のオートバイメーカーとして事業展開しており、日本では2016年からMV AGUSTA JAPANが輸入元となって販売されています。

イタリアの風を感じさせる洗練されたバイク

SWMのバイクは、デザイン王国イタリアならではの洗練されたデザインが魅力です。
また長年のレース活動で培った、優秀なエンジンや部品、機能などのノウハウを生かした品質の高さでも信頼されています。

特にデザインは秀逸で、日本のバイクとはひと味違ったヨーロピアンの風格を漂わせています。
美しい色使いと相まって、多くのファンを魅了しています。

小型を中心にネイキッドやクラシック、オフロードなどのラインナップ

現在SWMが販売しているのは、主に「ネイキッド」「クラシックシリーズ」「125シリーズ」の3つのカテゴリーです。
ネイキッドタイプは、水冷DOHC4バルブ単気筒エンジン、排気量は124.7ccの「VAREZ 125」が有名です。
小型ですが、SWMのスピードを追求する哲学が生かされており、細部にまでこだわりが窺えるモデルとなっています。

クラシックシリーズでは、小型クラスの「OUTLAW 125」と「ACE OF SPADES 125」、そして400ccクラスの「GRAN TURISMO 400」と「SILVER VASE 400」が日本で販売されています。
それぞれに特徴がありますが、いずれもイタリアらしいハイセンスな外観で、レトロ感がありながらどこか近未来感も漂わせる、SWMならではの先鋭的なデザインとなっています。

125シリーズは、「SM 125R」と「RS 125R」が日本に登場しています。
SM 125Rはモタード用、RS 125Rはオフロード用のモデルで、レースを意識したシャープなデザインとタフな性能を誇る、高性能バイクに仕上がっています。
日本で発売されているモデルは125ccタイプが多く、おしゃれでハイクオリティーな原付二種を探している方にSWMは特におすすめです。