ホンダ、カワサキ、ヤマハと共に人気なのが、「スズキ」です。
スズキは普通自動車も発売しているメーカーですが、二輪自動車も販売しており、
その中には人気があるものも少なくありません。
自動車においては、トヨタ傘下の「ダイハツ」と共に、
軽自動車トップブランドを争っており、国内でも非常に認知度が高いブランドのひとつです。
海外でシェアを伸ばしていることでも知られ、「マツダ」と共に、
日本より海外での評価が高いブランドのひとつかもしれませんね。
大工から二輪車・四輪車の製造へ
スズキの面白いところは、その歴史が「自動車ブランド」ではなく、「大工」から始まっていること。
創業者となった鈴木道雄氏は大工として身を立てていましたが、その後に織機の製造をはじめ、
そこから二輪車・四輪車の製造も始めました。
鈴木は二輪車・四輪車ブランドの企業として生きる道を選び、現在に至ります。
トヨタなど、企業のはじまりが車に関係ないものである企業は非常に多いですが、
それでももともとの職業が「大工」というのは異質。
しかし、大工の仕事も「ものづくり」ですので、
それが二輪車と四輪車の製造につながるのかもしれません。
四輪車では個性重視
「人と同じことはしない、するのであれば世界一へ」がスズキのモットーだそうで、
その通り「個性派」の四輪車を数多く発表しています。
日本国内では、どうしても「無難」な車が売れる傾向にあり、思い切った車は売れにくいのですが、
それでもスズキの軽自動車はかなり売れていますので、国内のシェアも高いです。
二輪車においても、その独創性は健在。
1980年には、レーサー仕様のレプリカを作っており、このレプリカの人気はまさに
「飛ぶ鳥を落とす勢い」でした。また、非常に馬力の強い二輪車を作ることでも有名。
バイクの性能を測るひとつに「馬力」がありますが、上記に掲げている通り、
何事においても「他者(他社)と同じことはしない」「どうせやるなら世界一」のスズキですので、
二輪車の限界を目指したバイクをたくさん発表しました。
その結果、馬力の限界がスズキの限界に設定されたことも多いとか。
二輪車業界において、間違いなく大きな影響を与えているブランドです。
また、スズキのファンも多く、「バイクに乗るならスズキ」と決めている人も多いほど。
その取り組みは、確実に日本内外のファンを増やしており、
スズキが躍進するきっかけになっていると言えるでしょう。
今後の成長が楽しみな企業のひとつでもあります。