やはりハーレー・ダビットソン

ハーレー・ダビットソンの誕生

数々の名車を生み出しているバイクブランドと言えば、やはりハーレーを忘れる訳にはいかないでしょう。
アメリカ生まれのハーレーは、アメリカで人気があることはもちろんですが、日本でも大変な人気があります。

「バイクと言えばハーレー」と言う人がいるほど人気があるこのバイクは、
やはり「バイク界において特別なバイクである」と言うことができるのではないでしょうか。
実は、このハーレー・ダビットソンの歴史も辿ってみても面白いバイクです。

ハーレーは、1903年にアメリカの青年ウィリアム・S・ハーレーと、
アーサー・ダビットソンが立ち上げた会社です。この時、2人は若干20歳と21歳。
これだけ若い2人が、後に世界的な人気を生むハーレーを生み出したと言うことに、驚きを隠せません。

この時、作られたハーレー・ダビットソンの第一号がまた面白い。
キャプレターは、なんと「トマトの缶詰を加工して作り上げたもの」で、
スーパープラグもドアノブか?と思われるほど大きなもの。

更に、始動させる為には自転車と同じくペダルを漕がなくてはなりませんでした。
このユニークな作品が、ハーレー・ダビットソンの二輪車第一号。
まさに、ハーレーらしい始まりではないでしょうか。

ハーレー・ダビットソンの活躍

ハーレー・ダビットソンが、本格的に「モーターサイクル・ブランド」となったのは、1906年のこと。
ここから、ハーレー・ダビットソンは「世界的なモーターサイクル・ブランド」としての道を進むことになります。
そんなハーレー・ダビットソンにとってチャンスとなったのが、アメリカの郵便車として採用されたことです。

「馬で運ぶよりも早いから」と言う理由での採用ですが、この採用は非常に画期的なこと。
なぜなら、アメリカで郵便車に選ばれると言うことは、「一流の車」として認められるということ。
まさに、ハーレーが「名車」として認められた瞬間でした。

この時をきっかけに、「ハーレー・ダビットソン」はアメリカ政府が使用する二輪車として
9つもの省に採用され、よりアメリカへと深く根付いていきます。その後は軍用者としても使用されるなど、
多種多彩な活躍を見せてきたハーレー・ダビットソン。その人気は日本にも根付き、
日本では「バイク好きがあこがれるバイク」としての地位を確立しています。

この様に、変遷を見るとハーレー・ダビットソンは大変ユニークな二輪車。
缶詰を部品として使った車が、アメリカを代表するバイクになるなんて誰が想像したでしょう。
歴史だけを見ても、ユニークな発想に肝要なアメリカだからこそ生まれたバイクと言えるかもしれません。

参考サイト
ハーレー・ダビットソンの歴史