ファンティックの歴史
ファンティックはイタリアのバイクメーカーで、オフロードバイクを主に取り扱うメーカーです。
創業は1968年、マリオアグラティとヘンリーケッペルにより生まれました。
小型バイクを主に製造していましたが、その後オフロードバイクやモトクロスといったオフロード系のバイクを開発したところ、大ヒットしファンティックの名前が世界に知られるようになりました。
1980年代まで、ファンティックはモトクロス界で中心的なメーカとして君臨していました。
それもそのはずで、数多くのレースや競技大会で優勝してきたからです。
しかし、1990年になると経営状況が悪化し、生産停止に追い込まれるようになります。
このまま世界から姿を消してしまうのではと心配されましたが、2003年に再復活し、現在はオフロードバイクの牽引役として人気のバイクを世に送り出しています。
世界的なEVへのシフトを受け、早くも2015年に電動自転車を開発し、オフロードバイクだけでなく電動自転車の開発においても豊富なモデルを製造しています。
ファンティックが手がけるバイクの特徴
ファンティックが得意とするのは、オフロードに特化したバイクの製造です。
長年にわたって蓄積したオフロードバイクのノウハウを現代の需要に合わせて活用することで、より進化を遂げたオフロードバイクを開発しています、
オフロード走行では走行安定性に加えて、操作性が大切です。
この問題をクリアするため、ファンティックのバイクは軽量かつ耐久性に優れたフレームを採用しています。
イタリアならではの独創的なデザインはファンティック愛好者だけでなく、多くのライダーたちの注目を集めています。
ファンティックの主なバイクたち
キャバレロスクランブラーは、水冷4ストロークエンジンを採用したオフロードバイクです。
ABSなどの安全性能を強化し、かつ軽量化を実現することで優れたオフロード走破性を誇ります。
排気量は125、250、500ccの3タイプです。
フラットトラックは、スクランブラーの基本構造を継承し独特なフィルムをまとったバイクです。
19インチの大型ホイールを装着することで存在感を高めています。
中でも高級感を高めたキャバレロフラットトラック125デラックスは、クラスの枠を超えたワイルドなデザインが人気でヨーロッパの厳しい規制をクリアした環境対応モデルでもあります。
XEFシリーズは、公道でのツーリングも可能なオフロードバイクです。
走行性能に加えてオフロード走破能力を強化し、過酷な路面でも安定性を確保できるサスペンションを採用。
ボディもねじれに強くラリーでもパフォーマンスを十分に発揮してくれるモデルです。
ファンティックは、個性的かつスタイリッシュなデザインが人気です。
複数のラインナップを比較して検討できるのもファンティックが愛される理由です。