AJPの歴史
AJPは、1987年にポルトガルで生まれたオフロードバイクを手がけるバイクメーカーです。
AJPを設立したアントニオ・ピントは、もともとオフロードバイクショップを経営していました。
当初開いていたショップではバイクの修理やメンテナンス、チューンナップなどを手掛けており、バイク開発とは無縁だったそうです。
しかし、さまざまなオフロードバイクに接した時に、もっとだれもが気軽に、しかも楽しくツーリングできるオフロードバイクを作ることはできないかと考えるようになりました。
これがきっかけでバイク開発にのめり込み、1987年に第一号となるアリアナを送り出します。
それ以降AJPはオフロードバイクのモデルを次々と開発し、ポルトガルを代表するオフロードバイクメーカーとしての地位を築くようになりました。
AJPは2000年にはさまざまな大会で5回連続優勝を飾り、AJPの性能の高さを世に知らしめるようになります。
その後、2009年についに日本に上陸し、コンパクトで扱いやすいAJPのオフロードバイクが浸透していくようになりました。
AJPバイクの特徴は?
AJPのバイクは、他のオフロードバイクと比較すると軽量、かつ扱いやすい構造になっています。
オフロードでの過酷な走行でも操作性を失わないようにするため、軽量化が図られ、自由なハンドリングが楽しめます。
AJPのオフロードバイクは、ロングツーリングでも疲れないようにするため、エンデューロレースに合わせた設計をしています。
これにより長時間のオフロードレースでもライダーの疲れを低減することができるようになっています。
AJPの主なバイク
SPR125は小型の125ccエンジンを搭載したモデルで、コンパクトなボディと、耐久性に優れたフレームを採用したスタンダードモデルです。
エンジンは空冷4ストロークエンジンを採用し、車両重量も108kgと軽量化を実現しています。
SPR240は240ccエンジンを採用したモデルで、安定したオフロード走行を実現するモデルです。
フレームにはアルミとクロモリ鋼を合わせた強力なフレームを採用することで、ねじれに強く、安定走行を可能にしたモデルです。
APR250は水冷式のエンジンを採用したモデルで、ツーリングだけでなく競技でもマルチで活躍できる仕様になっています。
SPR310Rは競技専用に開発されたモデルで、公道でのツーリングはできませんが、競技大会でその性能を十分発揮できるようチューニングが施されたモデルです。
エンジンは水冷式4気筒ツインカムエンジンを採用しています。
エンジンを飛び石などから守るためのエンジンガードを装備しており、オフロード走行に特化したモデルです。