バイクの維持費はどのくらいかかる?

バイクにかかる固定費には何があるか

バイクにかかる固定費は主に税金と強制保険があり、バイクにかかる税金には軽自動車税、重量税などがあります。
まず税金の「軽自動車税」ですが、これはバイクの排気量によって税額が変わります。
区分として小型二輪、計二輪、原付二種、原付一種があり、例えば小型二輪は排気量が250ccを超えるバイクに適用され、税額は年額4000円です。

125ccから250ccまでのバイクは計二輪に分類され、2400円の税金が発生します。
原付は二種90cc以上125ccが1600円、50ccから90ccが1200円、50cc以下の原付一種は年間1000円です。

なお、重量税は車検の時に車検費用と合わせて支払うのが一般的です。
250ccを超えるバイクにのみ課税されるので、原付には課税されません
車検費用も重量税と同様で、250ccを超えるバイクは法律で車検を通すことが義務付けられています。
車検は自動車と同様で新車登録の場合は初回が3年後、もしくは2年ごとに受けることになります。

次に「自賠責保険(強制保険)」ですが、バイクを運転する場合、自賠責保険に加入しなければいけません。
自賠責保険に加入しない場合、刑事罰が科されるだけでなく、免許停止などの重い処分を受けることになります。
12ヶ月単位で加入するのが基本ですが、最長2―3年の長期契約も可能です。
自賠責保険の保険料は、250ccを超える小型二輪が12ヶ月で12630円、250ccまでの軽二輪が9740円、125cc以下の原動機付自転車が7580円です。

バイクの変動費について

バイクを維持するためには、固定費用の他に変動費用が発生します。
例えば任意保険に加入するかどうかは自己判断ですが、任意保険に加入することによって万一の事故の場合の手厚い補償を確保できるようになります。
任意保険をかけていないと、損害額が自賠責保険を超えた場合、自己負担になり経済的に破綻する可能性があるので、加入する方が良いでしょう。

任意保険の他に、ガソリン代やバッテリー、エンジンオイルなどの消耗品の交換費用なども発生します。
大型バイクの場合、駐車場を確保することも必要になるかもしれません。

バイクの維持費を抑えるために何ができる?

バイクにかかる固定費や変動費を抑えるためにできることして、自賠責保険であれば複数年加入することで保険料をかなり抑えられます。
任意保険についても同様で、複数年契約を選択することで、保険料が割安になります。
他にも原付バイクであれば、ファミリーバイク特約を活用することもできるでしょう。
自動車保険に加入していれば、この特約を付帯できます。

日頃からメンテナンスを行うことで、万一の故障のリスクを低減できます。
メンテナンスを怠っていると、バイクのパーツに損傷が出ることがあり、場合によっては修理費用が高額になってしまうことがあります。