ボンネビルT100

世界最古のバイク

ボンネビルT100は、トライアンフというメーカーのバイクであり、トライアンフはロンドンで1887年にトライアンフルアイクルとして発足しました。
1905年にはすべてのパーツが自社生産となり、1906年にはトライアンフエンジニアリングに社名が変わります。
トライアンフのバイクとしては、デイトナやスプリントなどもありますが、その中で人気のモデルがボンネビルT100です。

一時期はトライアンフは工場閉鎖となりますが、実業家によって会社は復活し、今やハーレーやドゥカティと並ぶバイクメーカーにまで発展しています。
ボンネビルT100はフラグシップモデルであり、トライアンフが好きならボンネビルT100は外せない車種です。
ボンネビルT100の元となるのはT120と言われる、1956年に当時最高時速の342kmを弾き出したモデルが元となっています。

この車種はネオクラシックというジャンルになっており、クラシックというだけあり落ち着きのある風貌となっています。
2001年に登場したこの車種は、865ccという小さめの排気量とはなっていますが、コンパクトなシルエットながらも昔から培って多くのユーザーに愛されてきた王者の風格を見せつけます。

見た目や乗り心地

クラシックなシルエットで統一されたボンネビルT100は、見た目はどっしりと重たそうに見えますが、実際に乗ってみると力強く加速し、重さを感じさせません。
重いバイクをトルクで押し出すようなイメージではなく、軽々と加速していくような感じになります。

エンジンは空冷の2気筒エンジンであり、排気量は先にも記載したとおり865ccです。
最大出力は68PSとなっていますので、最近の大型バイクほどの出力はありません。
バイクの性能を追求して、どこまでも速く走りたいと思う人には向かないバイクでしょう。
乗り心地は一言で言えば、マイルドといっていいでしょう。
加速は素直に加速し、オートバイとしてバランスがよいので扱いやすいです。

そしてトライアンフのバイクのセッティングは、自国の基準ではなく世界基準に合わせていますので、日本に輸出するときには、わざわざ日本用にセッティングを変えることなく、ボンネビルT100
そのままのトルクなどを体感できます。

ちなみにボンネビルT100のライバル車として話に出るのは、ハーレーのスポーツスター883とアkワサキのW800が多いと聞きます。
クラシックな雰囲気を持っておりながら、パワーもあり乗り心地も良く、街中を走るにも不足しないという点で、この3つのバイクがあるようです。
大きくカラーリングが違いますので、その違いでそれぞれの好みが出てくるでしょう。